地形を重視する風水では、形の影響を重視します。
私たちが住む家では、特に玄関から見える風景が与える影響が、深層心理に働きかけます。
毎日玄関を出た時に、見える風景ですから常に心に影響を与えているのです。
たとえば、このような台形の形が 玄関から見えている場合は
玉屏(ぎょくへい)といい、身分の貴さを表しています。
ですから、出世や位の高い役職につくなどの意味を持っています(^^
出世したいとか、良い役職に就きたいなどの願いがあるなら、玄関から、このような台形の山や建物が、ちょうど良い高さに見える家を選んで下さい。
玄関の前方にある建物を、案山(あんざん)と考えます。
案山のちょうど良い高さとは、心臓の位置から眉の高さまでです。
それより高いと、良い案山とはいえません。
ですから、玄関の位置からかなり離れていなければ、ちょうど良い高さとはならないと思います。
とがったビルや、タワーなどが当てはまると思います。
こんな形が、ちょうど良い高さで見えている場合は、文筆(ぶんぴつ)といいます。
文章の巧みさや学術の才能に良い案山となります。
お子さんに良い高校や大学を目指させたい時は、このような案山が見える玄関、あるいは勉強部屋からでも見えているのが良いでしょう。
ただし、このような形は五行の火となり、近い距離では凶となってしまいます。
ちょうど良い高さ(心臓の位置から眉の高さ)にない場合は、さけた方が良いのです。
このように、目に見える形からの影響を、知らず知らずに受けていて その影響で才能が発揮されたり、できなかったり。
形から来る風水は、方位という目に見えないエネルギーの影響より、とても強いのです。
地形(巒頭らんとう)>方位(理気りき)、これが本来の風水の影響です。
伝統風水師秀山