出張で福岡にいくと必ず行くのが雷山(らいざん)です。
こちらには、千如寺(せんにょじ)という西暦178年に開かれた由緒あるお寺があります。
そこは、まさしく風水パワースポットなのです。
博多の町から、来るまで一時間ぐらいで到着します。

こちらが山門です。
かなり車で上がってきたので、暑い日でしたが結構日陰は涼しいです。
山門をすぎ奥に足をすすめると、りんとした気を、徐々に感じていきます。

書院です。

前庭ともみじ、すばらしい景色です。
秋には、このもみじの紅葉を見に訪れる人で、渋滞ができるとか。
ぜひ秋にもう一度きてみたいですね。

途中滝がしつらえてあり、せせらぎが心地よい音を響かせています。
ずーと眺めてても、飽きないのが、清い水の流れですね。

上っていくと本堂があります。
この本堂で重要文化財の十一面千手観音像を、拝ませていただきました。
撮影は禁止なので、写真はありませんがパンフレットで

お経とご住職の説明があり、ご開帳がすごい迫力の音(扉の開く音です)と、共に行われました。
この日は祈願の方が多く、お経も長かったので有り難かったです(^^)
観音様は、とても優しいお顔をされています。

開山堂というお堂が背後にありました。
こちらは平成2年に再建されているので、新しい建物です。
しかし、ここがとても心地よかったのです(^^)

正面の、この景色を見ながらしばし瞑想しました。
薄れていく自己の意識と、この場の気、静かですが風や葉のすれる音、虫の声が混然一体となる時間。
来る途中は、睡眠不足で頭痛がしていたのですが、すっかりなくなっていました。

本堂と開山堂の間には、五百羅漢像があります。
じっくりみると、お一人お一人お顔が違いますね~。
そして、さらに下りていくと書院の裏にはすばらしい中庭があります。

心という文字の形にできている池です。

こちらもとても心地良い場所です。
とても力強く、濃い気を感じます。
特に書院を出て、右側に庭につきでた縁側のような場所があったのですが、そこが最高に気持ちよい場所です。
そこでも、しばし瞑想。
時間を忘れてしまいます。

外に出て、本堂の脇から案朝山を眺めてみました。
すばらしい景色です。
さて、少しこの雷山について、風水の解説をしてみましょう。
ここは、いわゆる四神相応のパワースポットではありません。
つまり、青龍、白虎、玄武、朱雀といった条件が整っているパワースポットではなく特殊な場所です。
龍穴格局(りゅけつかくきょく)という、風水パワースポットなのです。

回龍顧子形(かいりゅうこしけい)といって、この場所では子孫が絶えず高い位につくとされています。
また、龍の力がとても強いので、この場所のパワーもとても強いものになっています。

この航空写真を見ると、格局図のように、左手から龍がぐるっと右回りにまいて、雷山をとおり右下へ回り込んでます。
そして、千如寺のある場所が、振り返るようにみています。
この形が回龍顧子、あるいは回龍顧祖(かいりゅうこそ)という格局です。
福岡のお近くの方、一度はいっておきたい本物のパワースポットです。
また、福岡に行く予定がある方、ぜひ足を伸ばして雷山まで行って欲しい所です(^^)
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