これまで五つの秘密を紹介してきましたが、最後に取り上げるのは「読書」、すなわち学ぶことです。
ここでいう読書とは単に本を読むだけでなく、知識を深め、自己成長の糧とする「学び」の全般を意味します。
風水に限らず、どんな分野でも学びによって得られる知識は人生を支える財産となります。
とくに自分の好きなことを学ぶ場合は吸収も早く、楽しみながら自然と運を引き寄せることができるのです。
「好きなことを学ぶほど運気が上がる」と考えると、学びはより前向きで楽しいものになりますよね。
実際、手相における「運命線」も、知識を積み重ね学び続けることで長く伸びるといわれています。

脳と手のひらが密接に関わっているため、知識の蓄積が身体にも反映されるのです。
ただし、学び方には注意が必要です。論語には次のような言葉があります。
子曰、古之学者為己、今之学者為人。
子曰く、古の学者は己のためにし、今の学者は人のためにす。
これは「昔の学びは自分を高めるためであったが、今は名声や立身出世のためになってしまっている」という意味です。
漢の時代、すでに2000年以上前に書かれた言葉ですが、現代にもそのまま当てはまります。
つまり、人から尊敬されたい、いい会社に入りたいといった外的な目的だけの学びでは、本当の成長にはつながりません。
自分の内面を磨き、知識を人のために活かす姿勢こそが理想の学び方なのです。
風水が示すように、学びは運を改善する大きな力となります。
あなたの学びは「人の評価のため」になっていませんか?
それとも「自分を高めるため」になっていますか?ぜひ一度、振り返ってみてください。
伝統風水師秀山