形の風水(巒頭)

日本は起伏が激しいので、地形を見る風水の影響が大きいのです


地形や、目に見える形から分析していくことを、巒頭(らんとう)風水といいます。

a1620_000774 巒頭風水を、別の言葉で「形勢(けいせい)」ともいいます。

形や勢いという事ですね。

日本は、島国で敷地は狭いですが、そのなかでも山地がとても多いのです。

それに対して、中国は大陸ですのでずっと続く平地の面積が、とても広いのです。

平地では、地形(巒頭)の変化がすくなくそれほど詳しく読み取る必要がありません。

というより、地形(巒頭)の変化がないため形勢の風水は、あまり使えないのです。

そこで、理気(りき)といわれる、方位を中心とする風水が、後年極度に発達しました。

では、日本のように起伏が多く、平地が少ない国土には、どちらがより効果的な風水となるでしょう?

もちろん、地形(巒頭)も方位(理気)もどちらも大事ですが、より地形(巒頭)を重視して考えるべきだといえます。

ところが、日本では地形(巒頭)を重視した風水は、ほとんど広がっていません。

中国の伝統文化である、五術(命、卜、相、山、医)は師について学んでこそ、その伝統を受け継ぐことができるのですが、師と言える人物がほとんどいないので、広がっていないのが現状です。

もちろん、風水師という国家資格があるわけでもなく、だれでも名乗ればその日から風水師という事ですが、本当の風水は人の命にも関わるものです。

たとえば、鍼灸については国家資格があり、その取扱によっては命に関わることは、どなたでも理解できると思います。

鍼灸は、直接体に何かしらの行為をするため、どなたも慎重に考えると思います。

しかし、風水については伝統にこだわらないなら、あなたは家にほとんど気を使っていないのと同然です。

それは、風水が鍼灸と同じように気を扱い、人に重大な影響をもたらす技術だからです。

ぜひあなたの家も、正しい伝統風水をもちいて、住みやすい環境を作って下さいね。


伝統風水師秀山
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