日本では北枕で寝るのは縁起が悪いといわれています。
それは、お釈迦様が亡くなる時、北を枕になくなったからだということなのですが、では風水ではどう考えるか?
風水では、方位の意味を固定的に捉えることは少ないのです。
ですから、北を枕にして寝る場合でも、元気になる人もあれば、体調が悪くなる場合も考えられます。
風水で、個人個人の方位の吉凶を見る場合、本命卦(ほんめいけ、あるいはほんめいか)という方法をつかいます。
これは生年月日と性別によって異なるもので、乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(こん)、坤(こん)の八種類に分かれます。
このうち、半分が北枕で寝ると体に良くなくて、なかなか寝付けないなど、方位が寝る向きとあわない人になります。
本命卦の見方は、こちらをご覧になってください。
個人個人の吉凶方位
ですから、結論的には北枕が安眠できる人もいれば、そうでない人もいるわけです。
もし、ぐっすり寝て翌日すっきり目覚め、仕事や活動を頑張りたければ、本命卦での吉方位に向かって枕を置いて寝れば良いのです。
この場合、部屋の中心から見ての方位になりますのでご注意くださいね。
吉方位が頭、凶方位が足になるのが理想です。
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