風水の観点で見ると、パワースポットを形成する地形では、エネルギー(大地の気)が集まる場所、中心になる場所があります。
それを龍穴(りゅうけつ)と呼びます。
龍穴は人体でいう、ツボのようなものと考えて良いと思います。
つまり大地のエネルギーは、それぞれ人体になぞらえてとらえることが出来るのです。
この図をご覧いただくと、上から受胎、息、孕、育、と書かれています。
これは、大本となる太祖山(たいそさん)から出発した、大地の気の流れそのものである山脈=龍脈(りゅうみゃく)が、エネルギーの集結点(穴)を結ぶまでを、子を身ごもった母親の胎になぞらえています。
受胎とは、そのままみごもることであり、胎から息とは胎児がお腹の中で呼吸することです。
胎児がへその緒で呼吸するように、過峡(かきょう)と呼ばれる細い部分を、強いエネルギーである気がすぎていくことを意味しています。
孕(よう)から育へは、お腹の中で育まれることをいい、入首(にゅうしゅ)と呼ばれる部分から穴までです。
入首こそ、へその緒と同じだと考えられます。
ですから、この部分が道路などで切られたりしていないことが、とても大切です。
そして、穴(けつ)の周りには龍の舌を表す、吐唇(としん)と呼ばれる盛り上がった場所が広がり、穴をまもるように両側に砂(さ)があります。
また、穴(けつ)の形にはたくさんの種類があります。
大きく分けても男女があり、男の子を育てる穴や、女の子を育てる穴の形があります。
これらの条件がそろってこそ、龍穴(りゅうけつ)ということになり、本物のパワースポットということが出来るのです。
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