墓じまいについて風水ではこう考えます
「墓じまい」という言葉を、最近テレビなどでもよく見かけるようになりました。
都会に住んでいて実家のお墓が遠い、年齢的にお墓の管理が難しい、跡継ぎがいないので自分の代で終わらせたい──理由はさまざまです。
しかし伝統風水では、お墓をまったく別の視点から捉えています。
伝統風水でお墓を造る目的は、先祖供養より「子孫繁栄」のため。
この点が現代の日本的な価値観とは大きく異なります。
日本では、お墓は亡くなった方を供養する場所という考え方が中心です。

この考え方の大きな違いを踏まえて「墓じまい」をみると、日本的な考えの場合は、供養は仏壇など家の中で行えばよいので、お墓を無くしてもよい、という結論になりがちです。
しかし伝統風水ではまったく逆です。
良い風水のお墓が残れば、血のつながる子孫すべてに良い影響が続く。
むしろ「地霊人傑(ちれいじんけつ)」という考えからも、良いお墓を大切にし、整えて残すことが子孫繁栄につながると解釈します。
ただし、どんなお墓でも良いわけではありません。
風水が良い立地であり、風水を整えたお墓であることが必須です。
■ 火葬でも風水の影響はあるのか?
伝統風水では本来、火葬ではなく土葬が標準です。
残った肉体そのものが土地の気を受け取り、子孫に影響を返すという考え方をするため、骨がそのままの状態で埋葬される必要があるからです。
そのため一部の風水師は「火葬では効果がない」と言います。
しかし私は違います。
これまでの多くの鑑定経験から、火葬したお骨を収めたお墓でも風水の影響はしっかり表れています。
ただし一つ重要なポイントがあります。
火葬後のお骨を “すべて一緒に” 埋葬すること。
火葬場では「全骨では骨壷に入りません」と言われることがありますが、体裁を整えようとするから入らないだけです。
多少形が崩れても問題ありません。
それより、収まり切らなかったお骨が処分されてしまう方がよほど悲しいことです。
すべてのお骨を可能な限り一つの骨壷へ。
それをお墓に納めることで、風水的なご加護を最大限に受けることができます。
■ 墓じまいを考える前に、もう一度考えてほしいこと
もしあなたに子どもがおり、今後子孫繁栄を願うのであれば──
墓じまいを選択する前に、「良いお墓を残す」という選択肢を考えてほしいのです。
それこそが先祖への感謝となり、
さらに子孫へ良い運を流す「最も強い先祖供養」になります。
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