伝統風水では、水が財(お金)であることは、何度かお話してきました。
特に住居の場合、庭があれば比較的簡単に財運アップの風水を施す事が可能です。
三元派の風水で乾坤國寶(けんこんこくほう)という技法がありますが、そのなかに庫池位(こいけい)という方位があります。
これは、建物の向きに対して好ましい池の方位を示したものです。
たとえば、南向きの住居なら二十四方位の坤方位となります。
つまり、南西に池があるとお金が貯まるという事です。
もちろん池ですから、かなりの大きさの池の場合も考えられます。
ですから、この場合の池の方位は中心の位置をいいます。
建物の向きの、八方位のそれぞれに庫池位が存在していますが、いくつかの注意点があります。
それは、その池の水の出口も正竅位(せいきゅうい)といわれる方位でなければ、効果が薄いという事。
もう一つは、池が大きければ大きいほど効果が高いという事です。
ひょっとしたらマンションやアパートでは、池は難しいと思われるかもしれません。
ですが、ベランダなどの屋外であれば水槽などでも代用は可能です。
近くの公園の池でも、方位が合えば良いのです。
でも先ほどのべたように、池が大きいほど効果が高いということは、水槽も大きい方が良いわけです。
また、水槽だと水が出ていく水口が作れないのも、マイナスポイントです。
まったく効果がないとは言えませんが、どれほど効果があるかはやってみないと分かりません。
そして、もう一つのポイントがあります。
それは同じ三元はの技法で、玄空飛星派や玄空六法などの技法で、水が好ましい方位にあるか?
という事も大事なポイントとなります。
つまり、複数の技法で水の位置が合格しなければ、結果的に効果が出にくいという事です。
それらの技法の組み合わせは、多くの鑑定経験がないと正しく判断する事は難しいと思われます。
とはいえ、庭が広い家に住んでおられるか、これから広い土地で家を建てようとお考えであれば、とても有効な方法です。
ぜひ取り入れてみてください。
庭作りの風水についてはこちらをごらん下さい
伝統風水師秀山